1日の実作業時間はせいぜい5時間ぐらい。8時間だと思ってるとうまくいかないのはこういうことだと思う。
日本での1日の労働時間は基本的には8時間なんですが、正直8時間で計算してもなぜかスムーズに仕事が進まないことって多いですよね。
まあ日本全国で日常茶飯事かもしれませんね。ちなみに私はうまくいった記憶がほとんどないです。
純粋に自分の作業見積もりが甘かったり、作業範囲を把握しきれてないっていうのもあるでしょうが、それでもちょっと変だと思ったことありませんか?
よくよく考えると、8時間目一杯作業しているという日はほとんどない
前いた会社は1日8時間を1人日(1人が1日作業する時間の単位)として計算していました。
例えばwebサイトのリニューアルで、トップページのデザインが3人日、コーディングが2人日〜みたいな感じですね。
これはこれで分かり易くて、どの作業にどれ位時間がかかるというのが明確なので、スケジュールの見通しや締切までに間に合うかどうかっていうのが、そこそこ把握しやすいです。
もちろんその通りに作業が進んでいれば、というのが前提になりますが。
そして、いざ、スケジュールをしっかり組んで作業を進めようと思っても作業以外のことって以外といろいろやってたりしますよね?
- 毎朝の全体朝礼
- チーム内でのミーティング
- お客さんとのミーティング
- クライアントとの電話対応
- 作業内容の相談
- 漏れていた部分の検討
なんだかんだで時間を取られたりというのは心当たりあるのでは?
ちなみに私はすごく思い当たります。
そしてコレだけではなくて
- 体調不良(自分や家族)
- なんだか分からないけどやる気が出ない
- 突発的な別案件の作業
- 他案件のミーティング
- 作業疲れてきたらからちょっとのつもりのSNS
- メールの返信の文章を考えるのにかけてしまう時間
などなど、予定外のことが盛り沢山!!
こんなことでは1日8時間自分が担当する作業をしていると、帰宅時間が9時や10時になってしまうのも当然です!
思い当たる節があるという人は少なくないと思います!
じゃあ実際に作業している時間ってどれくらいなのか
例えば作業していない時をぼんやり考えてみると
- 毎朝の全体朝礼 : 10分
- 毎朝チーム内のミーティング : 15分
- 作業途中で気になった内容についての相談 : 20分
- 昼飯前にSNS : 10分
- 昼飯後にSNS : 10分
- クライアントからの電話対応で : 20分
- 電話で話した内容をまとめて他のメンバーに共有するのに : 10分
- 作業途中で気になった内容についての相談 : 20分
- 他案件のミーティング : 40分
- 疲れてきたのでSNS : 15分
- クライアントからのメールの返信 : 20分
とかありそうじゃないですか?ちなみに合計3時間超えてますね。。怖い怖い。残り5時間ぐらいしか作業できないやん。
もちろん日によってミーティングがなかったり、逆に複数のミーティングに参加してしまい半日ミーティングでつぶれてしまったりっていうは結構あるんじゃないですか?
私は結構ありました。そして半日ミーティングしていると疲れて作業モチベーションなんて上がりません。
1つ1つの時間は10分とかなんですが、いくつもあると思ってた以上に時間が取られてしまってますね。
じゃあ作業以外のこと最低限にしてしまえばいいんじゃない?
ミーティングや作業の相談などは、あっという間に時間をつかってしまうので「じゃあ最低限になるように無駄なことをしないようにしよう!」となってしまいがちじゃないですか?
もちろん無駄な時間だったら減らせるように工夫したほうがいいですが、やりすぎると気軽に相談などをできなくなってします。
もちろん、当人同士はそう思ってなくても、無駄なことをなくす方向性に注力しすぎてしまうと、あっという間に殺伐とした職場の出来上がりですー!
これはこれで仕事をスムーズに進めるのがつらくなってしまいます。 1日8時間、もしくはそれ以上いる空間なのに殺伐とした雰囲気で仕事をするのは結構つらいものです。
じゃあ、どうすればいいんでしょうね。
1日の作業見積もりを5時間にしてしまうという方法
さっき書いたように作業していないときはどのぐらいの時間を使っているかを考えてみると2〜3時間は使っちゃってますね。
こうなったら思い切って1日5時間しか作業しない計算で見積もってみましょう。
こういうすると、大きなブレることもなく、精神的にも余裕を持ちつつスケジュールを組むことができるでしょう。
そして1日5時間で考えると、突発的な作業や予定していなかった相談事に対してかなり寛容になれます。
1日8時間目一杯の時間でスケジュール組んでいた場合は、余計なことに時間を使いたくないあまり、他のことに対してネガティブになりがちですが、1日5時間で突発的なことが来ることを前提とした時間で計算すると多少の時間なら問題ないかなと思えるようになってきます。
そうはいっても締め切りが。。
webサービスなどを自社開発しているところはいいんでしょうが、受託や請負業務、フリーランスの人は1日5時間で計算してると、作業完了するまでに余計に時間がかかっちゃいますよね。
それに締め切りが決まってて、スケジュールがかなりタイトなものだったりすると、8時間でもキツイっての!となりますよね。
仮に10日間で計算すると30時間ぐらい差がありますね。。これは困った。
こういうのが嫌な人は、正直転職しましょう。フリーランスの人はそういう仕事を受けないようにしましょう。
私はこういう無茶苦茶なスケジュールをしなくてはいけない会社にいたので、転職しました 笑(特に某D社の仕事は日付変わるまで仕事するのが前提のようなスケジュールでしたね。)
おわりに
というのも今の会社では作業時間を5時間で考えていて、転職する前までは1日8時間で計算していたので、この考え方にびっくりして、どうしても記事にしたかったので書いてみましたというところです。
でも、ぶっちゃけ5時間ぐらいしか作業できてないよね?
1日5時間、案外いいかもよ。