IT企業(エンジニア)に向いていない人に共通する特徴まとめ

エンジニアって最近需要あるし給料もいいからそっち方面に転職しよっかな、という理由で目指してたりしませんか?

きっかけはどうであれ、そういう理由で目指してしまうと実は自分にあっていなかったり思っていたのと違う仕事だったりというのは珍しくないです。

今回はそういう人に向けてIT企業(エンジニア)に向いていない人に共通する特徴をまとめてみました。

仕事は勝手にくるものと思っている

大企業や安定して収益が出ている会社にいると忘れがちですが、エンジニアは割と自分で問題提起して解決できる能力がないと価値を出せない職種です。

言われたことだけやるスタンスだと最初は問題ないようにも見えますが、それ以上の成果を上げることが出来なくなってくるので、受け身のスタンスで仕事に取り組む人はあまり向いていません。

大きな改善や変更などは日々の業務でそうそう起きませんが、小さい改善や変更などは日々の業務の中で見つけて行動に移していくことで着実に成果として反映されていきます。

また自分で改善案をだし実際に行動デキる人はそう多くはないため仕事でも重宝されるため(正しく評価されていれば)給与にも反映されやすいです。

逆に言われたことしかやらないスタンスだと、与えられた仕事は出来ますがそれ以上ではないため評価もそこそこで普通もしくは普通以下になりやすいです。こういうスタンスでいるとだんだんとユニークな案件や技術レベルの高い仕事を振られにくくなっていくため、本人のキャリアパスとしても良くなく誰にでも替えの効くような作業が多くなっていき、後々差がついてきます。

効率や生産性を重視しない

プログラマー3大美徳の1つ「怠惰」にもあるように効率や生産性を求めたがらない人は向いていないです。

例えば、以前に似たようなことをしたことがある作業の場合「コピペでやったほうが早そう」と一見すると作業が早く片付くので良さそうに見えますが、何度も行う処理は共有化することで後々の作業効率や変更する時の手間が変わってくるので一度内容を整理してリファクタリングしたほうが良い場合が多いです。

共通化の作業は内部構造は大きく変化しますが、見た目の変化は基本的に起こらないような性質のためぱっと見無駄な感じもしますが、これが習慣として出来るか出来ないかでかなりの違いが出てきます。

似たような話で、大量の作業をとりあえず終わらせることを優先させるため手作業やって10時間かかるところを、30分ぐらいかけて内容を整理していかに自動化させて効率的に同じ成果を出せるかを考えてから作業を始めるとでは作業完了時間に大きな差が生まれます。完全に自動化して作業をすることが出来なくても大半の作業を自動化して少しの手間と調整で作業を終わらせることができれば非常に効率的です。

特別なスキルは必要ないですが、日頃から「この面倒なことをどうしたら楽に終わらせることが出来るか」を考えていくことができれば自然とできるようになります。

新しいことを学ぶ意欲が薄い

www.cocococococococococococo.com

以前のブログにも書きましたが、IT業界は進歩と変化が激しい業界なので何年かすると今やっている技術や手法が過去のものになりやすいです。

なので新しい手法や技術を学ぶ意欲が薄いとなかなかトレンドや動向についていけずに毎日が辛くなりやすいです。特に年齢を重ねるごとに新しいことに対しての対抗感や諦めみたいなものが強くなってきやすい傾向にあります。「自分はもう歳だから」と言って新しいことへのチャレンジを避けている人は向いていないですね。

また「勉強」という風に捉えてしまっている人も少し注意が必要です。新しい技術は、学校の様に誰かから教えてもらわないと学習できなかったり教科書の様にカリキュラムにそって学習するということはほとんどありません。例えが難しいですが「ゲーム」や「パズル」の様に誰かに教えてもらったりせずに、試行錯誤を繰り返したり他の上手い人を真似てみたりした結果学習しているような感じだと思ってください。

プログラミング・ロジックを考えるのが嫌い

プログラムは文字を書いて機械に命令を与えているので書くことがメインの様に感じますが、実際は考えていたり、もっとうまく実装できないか試行錯誤したりする時間の方が圧倒的に多いため、いろいろな処理をロジカルに考えることが苦手な人は結構向いていないです。

訓練というか日常的にやっていればいずれ出来るようになりますが、普段の業務では実装方法を考えることが多いので、これが苦手だとわざわざ苦手なことをずっとやることになるのでかなり辛くなってくると思います。「デザイナーだったらそういうことを考えることが少ないだろう」と思うかもしれませんが、デザイナーも結構ロジカルに考えることが出来ないと見た目だけ綺麗な絵を描く人になりやすいのでデザイナーにも向いていないです。

プログラマーとデザイナーは一見すると反する立ち位置にいるようですが考えていることは割と似ていて、アウトプットの方法がコードになっているかビジュアルになっているかの違いかなと思います。

IT企業に就職することがゴールになってしまっている人

これはIT企業に限らずですが、希望の会社へ就職することがゴールになってしまっている人は大変な未来が待っているでしょう。

どの会社もそうですが会社の一員になってはじめてスタートラインに立ったといっても言い過ぎではなく、むしろ入ってからが本番なので、入ったことに満足してしまう人は向いていないです。

IT業界も他の職種と比べれば良いところも多いですが安泰というわけではないので、入ってから自分なりに努力して成果を出せる人でないと入る前に思い描いていたのとは違う未来になっているでしょう。

まとめ

他業界から入ってくる人が多くなってきているので向いていない人の特徴を書いてみました。

これに全部当てはまったからと言って就職出来なかったり、劣っていたりというわけではないですが、入ってからのことを考えるとミスマッチが起こりやすく会社側もアナタも誰も幸せにならない可能性があるので、考え直したほうがよいかもしませんということです。

「IT業界に転職できたからパッピー」ということではなく入ってからのことを考えて行動してみてください。

それでは、以上です。