IT業界への転職で採用されやすい人はこんな人
最近他業界からIT業界へ転職しようとしている人と知り合うことがあったので、業界にいる身からして、採用されやすい人・採用されにくい人ってどんな人なのか改めて考える機会があったので僕なりの考えを紹介したいと思います。
web系のデザイナー・エンジニアを目指している人は参考にしてください。
- 会社のカルチャーに合っている
- 会社のことについて詳しい(技術や活動内容)
- 最近のトレンドや情報のキャッチアップに敏感
- githubや自分の作品(サービス・ツール)などを作ることに積極的
- 勉強会やカンファレンスに参加している
- 得意(強み)がはっきりしている人
- まとめ
会社のカルチャーに合っている
web系の会社では割と会社のカルチャーやノリに合っているかどうかを見られることが多く、これを重視しているところも多いです。
これは一緒に何かをつくっていくという過程において、今いるメンバーと一緒に仕事をして揉めたり仲が悪くなったりということになると非常にマズイというのが感覚的にも経験的にも分かっているため、基本的なベクトルが合っているかどうかの判断になります。
会社側としては入ってすぐ辞められても困るので、多様性も大事なところですが、基本的なところが合っているかどうかは大事だったりします。
目指しているところが会社によって違う
具体的な例をあげると「すごく技術的に尖っていて最先端な分野を目指している会社」と「売上をガンガン上げていって会社の利益を優先している会社」では求める人材が大きく異なります。
業務形態や部署によっても異なるので、1つの会社が全部同じような人を求めているわけではないですが、大きな方向性として自分の性格や目指すところと合っているかどうかの見極めは重要です。
給料がいいからって選んで採用試験を受けにいったらなんかノリが合わないということは割とありがちです。
会社のことについて詳しい(技術や活動内容)
これは言うまでもないですが、採用試験を受ける会社のことは事前に知っておく必要はあります。 特にデザイナー・エンジニアであれば、その会社でどういう技術を使われているのかを知っておくことはかなり有効です。
事前によく使う技術が分かっているのであればそれに合わせたスキルの身につけ方や作品などを準備することができるので、採用する側も安心して次のステップに進めることができます。
技術的なところ以外でも社外の活動などを知っておくことで面接などでその話題にふれることができるため、面接する側も「ちゃんと見てくれている」という認識になるため印象は良くなります。
最近のトレンドや情報のキャッチアップに敏感
採用担当者がどういうところを見て採用するかどうかを判断するかというと、採用後自分の会社に入ってパフォーマンスを発揮できるかどうかというところが大きいです。
ということは、自ら問題提起が出来てそれの解決能力がある人が採用する側から見て採用したいと思える人です。
なので、技術的なところの動向をしっかり抑えて情報のキャッチアップをできる人であれば問題提起や解決能力も少なくともあると判断することができるのでトレンドやキャッチアップを積極的に行える人が採用されやすいです。
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この記事の技術の進歩・変化のスピードについても触れていますが、驚くほどに環境の変化は早いので、長く自分の会社にいても環境に送れずに価値を出していける人が求められます。
githubや自分の作品(サービス・ツール)などを作ることに積極的
これはポートフォリオとして提出する際に見られるのですが、これで大体の技術レベルやどれぐらいの成果物を出すことができるのかというところが判断できます。
逆にこういう自分でつくったものが無いとスキルのレベルの判断が出来ないため採用が難しくなってきます。
ある程度のレベルのものを作る必要はありますが、あるとないとでは印象がかなり変わってきます。
また成果物が多いとそれだけ作ることに対してのアウトプットの量が多いということなので作業スピードや構築経験なども評価されます。
気をつけてほしい点として自分の作品がない状態で「これから勉強します」「会社に入って学ばせていただければ」というスタンスはあまり良い印象を持たれません。
当たり前のことですが、これから業務として成果を出す必要のあることに対して何も見せれるものが無いというのは努力をしていないのと変わりないです。
IT業界はあまり資格などは気にしないところが多い反面、実力を提示出来なければなかなか評価に結びつかないという側面ももっているので、やる気があるのであれば行動で示すのが一番効果的です。
勉強会やカンファレンスに参加している
これは最近のトレンドや情報のキャッチアップに敏感に近いものがありますが、勉強会などに参加していることで業務以外のところでの活動しているというのは好印象になりやすいです。
また直接的な知り合いがいたり、親しい会社さんと同じ知り合いがいたりする場合が多く全く初対面よりは比較的身元が分かる範囲の人物という認識になるため、よいことが多いです。
気をつけてほしいのが、勉強会ばかりにいってスキルがなかなか向上しないというケースがそこそこあるので、自分の興味のある分野を絞って参加することである程度バランスが取れると思います。
また参加する分野を絞ることでその界隈での知り合いが増えるので採用にも良い方向につながりやすいです。
得意(強み)がはっきりしている人
他業界からの転職となるとゼロからいろいろなことを勉強する必要があるので、既に業界で業務経験がある人と同じレベルで競ってしまうと負けてしまいます。
なので、ここは自分の得意なこと・強いところをしっかり理解してアピールできると採用する側は判断しやすいです。
なんにでも手を出して全部中途半端で業務未経験の人より、何か1つここは自信があってそういう仕事振ってくださいという業務未経験の人の方が良いのはもちろんなのですが、これから入ろうかとしている会社とマッチしているのであれば、これからのポテンシャルも期待できるので期待値も高くなりやすいです。
まとめ
IT業界への転職で採用されやすい人を個人的に書き出して見ました。
必ずこれの限りでは無いですが、大きくは外していないと思うので参考にしてみてください。また転職でなくても新卒採用でも同じようなことが言えるので学生の方も参考にしてみてください。
それでは以上です。