IT企業といっても超堅い会社から超カジュアルな会社までいろいろ。転職・就職先はどういう仕事と職場で働きたいか決めておくのが重要

IT企業を一括りにしていませんか?

他業種の人から見るとIT企業というと

  • PCの前で座ってずっと何かしている
  • オシャレなオフィス
  • なんかキラキラしている

とかこの辺でしょうか。

そういう部分もありますが、そういう企業ばかりではないです。

IT企業と言っても金融系から組み込み系まで様々

僕もそこまで詳しい訳ではないですが「IT企業 = Web系の企業」というイメージが強すぎて誤解されがちですが、IT企業というのはいろいろなジャンルの業種に関われるため幅が広いです。

雑に書き出してみても

  • web・広告
  • エンタメ・映像
  • アプリケーション・ソフトウェア
  • ハードウェア
  • 組み込み
  • 情報処理サービス
  • インフラ
  • 医療系
  • 出版
  • 金融・保険
  • 建築・不動産
  • 農業

まだあると思いますがこの辺で。

結構いろいろな職種に関われるため、その職種の体質によって働き方や求められる人物像、細かいところで言えば服装なども変わってきます。

細かいけど一番わかり易い服装と働き方の違い

例えば「Web系」と「組み込み系」の会社での服装の違いを例に上げてみると、

Web系

服装・髪型は割と自由で、オフィスにお金をかけているところも多く変わった福利厚生などがあるところも多い。

Webサービスを使った開発や作業が多く、基本的に働く場所をあまり問われないことが多い。

服装や働き方は自由な反面、スキルが低いと薄給になりやすく買い叩かれやすいが、伸びしろのある分野でもスキルを持っていると高給になることもある。

受託と自社開発でもかなり事情が変わってくる。

フレックス制度や裁量労働制を導入しているところあるが、それを理由に事実上長時間労働をしなければいけないようになっているところもある。

組み込み系

スーツや作業着などの決められた服装の場合もあり、仕事をする場所もオフィスのみなど決まっている場合が多い。

Webで完結するものが少なく、専用のアプリケーションや自社開発したソフトなどを使って業務を行うことが多い。

スキルなどが業界に密接に関わっているので専門知識が必要とされることが多く、ググって情報が集まるものは少ない。

扱っているプログラミングがローレイヤーのものになりやすいので、コンピューターサイエンスの知識やローレイヤーの分野が好きな人が向いている。

Web系より自由度という意味では低いが、会社による年収の振れ幅は少なく全体的に中間層かそれよりは高め。

大企業のグループ会社だったり、取引先が大手の会社だったりするので会社の体質的に堅いところもあるため、あまり合わなかったという人もいる。

セキュリティーに対する考え方

これは個人によっても考え方が異なりますが、会社の方針として決めっているため、転職したはいいもののセキュリティーが厳しすぎて窮屈だったり、自由度が低すぎてモチベーションが上がらなかったりと意外と大事な要素です。

職場に持ち込めるもの1つとっても、携帯や個人のPCなど外部からの情報のやりとりを完全に遮断して、SNSなどのページへのアクセスを制限や閲覧しているwebページやメールの内容など管理(という名の監視)したりしている会社もあります。

業務で使用しているPCもインストールできるアプリが決まっていたり、入れたい場合は申請して許可されないと入れれなかったりと厳しい会社はかなり厳しくセキュリティーを制限しているところも珍しくないです。

転職する時の情報にセキュリティーのことなんかあまり書かれていないので、面接時などの質問に自分から質問するものの1つとして持っていると良いと思います。

承認フローや自分の裁量がどこまであるかも違う

IT企業というと決断までのスピードが早く行動力もある印象がありますが、それは一部の会社や代表がやっているのが印象に残っているだけで、全部が全部そうではないです。

小さい企業や出来て間もない企業であれば自分の裁量の幅も広く、ある程度は融通ききますが、大手や大企業になればなるほど裁量や決定権の範囲は決められていき、自由度という意味では狭くなってきます。

また承認フローも会社の規模が大きくなればなるほど手順や必要な人が増えてきて非常に面倒になってきます。これが嫌で大手でいい給料をもらっていた人がスタートアップやベンチャ企業に転職するというケースは普通にあります。

特に体質的に古い会社は未だに承認者のハンコが必要だったりするので結構無視できない違いになります。

自分のできることの範囲の広さは責任も問われますが仕事へのモチベーションにもつながるものなので、このへんは経験とやりがいのトレードオフになる部分だと思います。

まとめ

僕もすべてを知っているわけではないですが、分かる範囲で紹介してみました。

他業界からするとWeb系の仕事に触れやすく、目に付きやすいのでそっちのことばかりに気を取られがちですが、もっと違う分野の会社もありますよということを知ってもらえばと思います。

それでは、以上です。