なんだこの福利厚生!いろんな会社のユニークな福利厚生制度
世の中にはいろんな制度を設けて会社のメンバーへの福利厚生として実施している会社があります。
今回はそんな会社を紹介したいと思います。
サイコロ給、面白採用キャンペーンなどユニークといえば面白法人カヤック
本社が鎌倉にあるIT会社です。
なので鎌倉に関する制度が設けてあり、ページの最初にも
カヤックでは鎌倉に住み、鎌倉で働くことを推奨しています。
とあるので、鎌倉で働くことを推奨しているようです。
給与に関する制度が充実
これは正直賛否両論あるのでいいか悪いのかは個人によりますが、ここまで給与制度をユニークにしているところは珍しいです。
- サイコロ給(基本給×(サイコロの出目)%)
- 月給ランキング(社員の相互評価)
- 月給ランキング ワークショップ
- プロデューサー賞与(上司の評価)
- スマイル給&コブシ給
スマイル給とコブシ給は給与明細と一緒に送られるメッセージみたいなものなので直接給与とは関係ないですが、給与に関する制度だけでもいろいろありますね。
特にサイコロ給は当時かなり話題になったような気がします。
退職者への関わり方が密接
おそらく他の会社にはなかなか無いのが「退職前のファイナルブレスト」「退職者支援」などの退職者へ対するリスペクトとアプローチの方法が特徴的です。
「変化」を肯定とするカヤックにおいて、全員がカヤックで働き続けるのがよいとも考えていません。
次のステージに進むために、退職するのも決して悪いことではない。カヤック出身のクリエイターが世の中にたくさん出ていくことは、経営理念である「つくる人を増やす」にもつながっていきます。応援の意味も込めて、退職者の一覧を紹介しています。
この言葉にそういうの制度の理由が垣間見れますね。
社員一覧という誰でも見れる場所に退職者だけのメンバー一覧があるあたりそのへんがよく分かるなという印象です。(メンバーの流動性は高めですね)
他にもいろいろな制度ありますが、いっぱいあるのでこのへんで。
充実の制度と福利厚生のGMOペパボ
本社が東京にあり、福岡、鹿児島に支社があります。
おそらくいろんな人が想像するITっぽいIT企業なのではないかなと思います。
社内託児所で安心のサポート
育児・介護の制度に力を入れているというのもあって、東京オフィスだけですが社内に託児所を設けているようです。
ここに実際の様子がありますが、やはり保育所がなかなか見つからなかったりとなると職場復帰がかなり厳しくなるのでこういう制度は結構助かるところではありますね。
たまに会社に小さいお子さんを連れてくる方もいますが、荷物が多くなったりといろいろ大変なので、道具や着替えなどの準備がある施設はこれから重宝されるのではないかと思います。
新・働き方改革のサイボウズ
東京が本社にあり、海外合わせると合計で9つのオフィスがあるようです。
以前にこういうサイトを公開したことで話題になりました
働き方を根本的に見直して実施している様子がかなり公開されていて実際に離職率の変化にも現れているようです。
実際に数値で見ても、2005年の離職率は28%とかなり高い数値ですが、2018年は4%とかなり改善されているようです。
最長6年の育自分休暇制度
35歳以下で、転職や留学等、環境を変えて自分を成長させるために退職する人が対象です。最長6年間は復帰が可能です。
休暇と名前がついていますが、退職するので給与などはもらえませんが、一定期間の後復帰が可能という制度です。どちらかというと退職しても復帰の機会は保証されているというところです。
復帰後の役職や給料は、面接を実施して決定されます。
必ず復帰する必要はなく、実際に働く意思がない場合はそのまま退職という流れになるそうです。
どういう時に使われるのか
他の業界の人は分かりませんが、IT業界に働いている人は「今の会社嫌いじゃないけど他の会社でも働いてみたいな」みたいなことを思うことは割とあります。
また「ボランティア活動や自分の経験のために旅をしたいと思っても仕事があってなかなか」ということもあったりするので、そういう人向けに作られている制度のようです。
実際に利用されている人はいるようで、戻ってきた人もそれなりにいるようです。
中の人(人事・労務担当者)はどう思っているのか
育自分休暇制度以外にも働き方に関していろいろ工夫しているのですが、制度ばかり目立ってしまい、中の人の声ってなかなか表に出てこないんですが、サイボウズはそのへんまで公開しています。
(めっちゃキントーンのマーケティングっぽいですが)中の人がどうやって運用しているのか公開されていると結構安心というか名ばかりの制度ではないなというのが見えてきますね。
ぶっちゃけ結構大変そうですが、
社員のための制度ですから、人事だけで制度を考えて突然運用するのではなく、制度を作り始めるところから全社員に見せ、過程を公開しながら完成させていくことが大切
とあるように、いろいろ試行錯誤している過程を共有しているからこそ出来る何かがあるのかなと思ったりしました。
まとめ
今回webで公開されていて割と珍しい制度を行っている会社と内容をピックアップしてみました。(他の業界では珍しいが、IT企業としてはよくある内容は省いています)
IT業界は人材の流動性が高いという側面もあって会社側もメンバーが幸せに働けるように給与面以外でも環境をつくっていくのが重要とされています。
これからも何か面白い制度があったら更新して行きたいと思います。
それでは、以上です。