就活生の内定辞退はメールで済ましてください。行き過ぎた丁寧はむしろ迷惑です。

就活生が企業からの内定を辞退する場合の対応法が書いてあり一部で話題になっていました。

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これを呼んで果たしてどれぐらいの人が記事の内容を信じるのか分かりませんが、新卒だと何事も不安で情報に惑わされてしまうので一応記事を書いておこうと思います。

結論から言うと内定辞退はメールで済ませてください。タイトルに既に書いていますが、行き過ぎる丁寧さはむしろ迷惑なので正直やめてほしいというのが正直なところです。

詳しく解説していきます。

人事担当者はそんなに暇ではない

1日に多い人で何十人という人とのやりとりや面接をしなければいけない人事担当者に対して、大した用もないのに辞退することを告げるために出向かれてもむしろ迷惑です。

「会って話すだけなら長くて数十分じゃん」と思うかもしれないですが純粋に会って話す時間だけではなく、会うためにいろいろなスケジュールを調整しなければいけないコストがかかるため、非常に手間がかかってしまいます。

こちらに何かメリットがあるのであれば会いもしますが、直接会わないといけないほどのメリットはないと思います。辞退する理由を聞くのであればメールや電話で済む話なので、会ってまですることではありません。

また年に1人程度でまだいいかもしれませんが、複数人採用予定している会社の場合、辞退者が複数人になってしまうことを考えるとスケジュール調整はなかなか手間のかかるものになります。

企業側はそもそも内定辞退者に会いたいとは思ってない

(3ページ目)内定辞退続出で“トホホな”人事部 就活生がメールだけで辞退すべきでない3つの理由 | 文春オンライン

まず企業側が就活生に直接会いたいと考えるのには2つのワケがある。1つ目は、就活生の気持ちを翻意させたいから。そして2つ目は、成りすまし防止のため本人確認をしたいからだ。

根底の認識が間違っているのでツッコみどころが多いですが、まず辞退者を翻意させたいということはあまりしないです。

よほど採用したい人がいるのであれば企業側から先に声をかけるので、その時点で入るかどうか決まってしまうと思います。

なりすましもそうホイホイとできるものでも無いし、本人確認などの方法はいくつかあるので会ってどうこうする必要までないです。

辞退先が取引先になってもよほどのことが無い限り問題にはならない

辞退先が取引先になる可能性は高いですが、メールで丁寧に対応していれば問題ありません。

また、採用担当者がかならず仕事の担当者と同じになるとは限らないし、そもそも覚えてない可能性の方が高いです。

相当変な断り方などしない限りは記憶に残りにくいので気にしなくて大丈夫です。

競合会社へ応募者の情報を話している会社はそもそもヤバイ

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「おたくの新人C君は、うちを内定辞退したけど、ひどい断り方だったよ。人として信用できないね」

こういうことを他社へ話しているお前が信用できない。そういうところでしょうか。

内定辞退はそこそこあるので、そんなに珍しいことではないため、これぐらいでグチグチ言っている会社はむしろ断って正解というレベルでしょう(こんな事する人滅多にいないですが)

丁寧であればあるほどよいという考えは割と厄介

もう令和になったというのに昭和時代の話をしているようで悲しくなってきますが、丁寧すぎる振る舞いも時として迷惑だということは覚えていてほしいです。