脚 or 腕 or お腹を細くしたい人向け←部分痩せは事実上無理ですという話。普通にダイエットしましょう。

去年の11月末からダイエットを行っていて、10kg以上痩せました。（身長170cm、78kg→65kg）

太ってしまっていたので正常な体重に戻ったというのが感覚としては正しいのですが、10kg以上のダイエットに成功すると周りからダイエットや筋トレに関して相談を受けることが多くなりました。

今回はそんなよくある疑問にお答えしたいと思います。

脚だけ or 腕だけ or お腹だけ脂肪を落としたいんですがどうしたらいいですか？

先に結論を言うと、部分痩せは事実上無理です。

この質問は女性に非常に多いですが、脚だけ、腕だけ、お腹だけ細くしたいという人は結構多く、そういうことを謳ったコンテンツや商品も多いですが基本できません。

なぜできないのかを解説していきたいと思います。

脂肪は体全体に満遍なくありますが、この脂肪は脚や腕やお腹など特定の部位のを動作させてもどの部位の部分の脂肪のみが減ることはなく、運動によって動作した筋肉のみが発達していきます。

なので、どんなに脚を細くするためにスクワットをしたり、腕を細くするために腕立て伏せをしたり、お腹を細くするために腹筋などを行っても脂肪への影響は全体的に作用するので意味がありません。（というか腕立て伏せは大胸筋の種目）

これは以前のシックスパックの記事同様に、ダイエットで体脂肪を減らさないと細くすることはできません。

また体脂肪は部分的に減らすことができず、徐々に全体的に増減します。

なので特定の部位だけの運動で部分的に細くなるというのは出来ません。

体脂肪を減らすには基本的にはダイエットをするしかなく、ダイエットには食事制限が最も重要ということは以前に書いています。

どこか特定の場所を細くしたいという気持ちは分かりますが、やっても効果がないのでその時間をダイエットなどのより効果的なものを行う時間へ使いましょう。

なぜか「脚痩せに効果のあるスクワット」「二の腕の引き締め効果のあるエクササイズ」などwebの記事やyoutubeの動画がありますが、これは基本的に筋肉を鍛えるための種目のため筋肉は大きくなりますが、脂肪は減りません。

なので太くなる可能性はありますが、細くなる可能性は低いです。

もちろん食事制限や有酸素運動を併用した場合、その影響があるため部分痩せしているように感じるということはありますが、それは単純にダイエットによって脂肪が減ってきたためなので直接脂肪が減ってるわけではないです。

これは僕の体験談なので根拠は薄いですが、腹直筋（いわゆる腹筋）を定期的に鍛えることによって内蔵が下に下がってお腹がポッコリでているような人、もしくは胃下垂の疑いのある人は腹筋を鍛えることによって改善します。

これは脂肪が減ったのではないですが、何かしらの原因によって下腹部が膨れてしまっている状態を腹直筋を鍛えることにより引き締める役割が働き、正常な状態へ近づけることができる場合があります。

実際に腹直筋はあまり大きくならない筋肉なのでかなりハードに追い込まないと大きくならないですが、そこまで追い込まなくても定期的に鍛えることによって内蔵を押し上げれるため、鍛える前からするとお腹が引っ込んだような状態になることがあります。

実際に脂肪は減ってないので部分痩せではないですが、一部こういうパターンもあるので紹介でした。

筋トレで体を鍛えることは基本的に良いことですが、目的とそれに合った知識を備えてないの間違った方向に進んでいることに気づかず時間を使ってしまいます。

これは非常にもったいない、というか無駄なので部分痩せするために頑張って筋トレやエクササイズをしている人いたら食事制限や有酸素運動など普通のダイエットを勧めて下さい。

それでは以上です。