同じ体重でも筋肉モリモリしている方が痩せて見える。理由は脂肪の体積が大きいため

去年の11月末からダイエットを行っていて、10kg以上痩せました。(身長170cm、78kg→65kg)

太ってしまっていたので正常な体重に戻ったというのが感覚としては正しいのですが、10kg以上のダイエットに成功すると周りからダイエットや筋トレに関して相談を受けることが多くなりました。

今回はそんなよくある疑問にお答えしたいと思います。

同じ体重でも太ってる人と筋肉モリモリの人と印象が違いすぎるけどなんで?

結論からいうと、同じ重さでも体積が違うので印象はかなり変わります。

体積の大きさは「筋肉 < 脂肪」となります。

なので全く同じ体重にもかかわらず見た目の印象は筋肉がついている人の方が痩せて見えます。

今回はこれについて解説していきます。

①同じ重さでも体積は筋肉 < 脂肪の関係性

最初に書きましたが、同じ重さの場合、脂肪の方が体積は大きいです。

どのぐらい違うかというとこの画像を見たら大体の違いが分かると思います。

数値で見ると筋肉 : 0.8、脂肪 : 1程度の比率なので、結構なサイズの違いになります。

脂肪1kgは約1.1L程度とも言われているので、ざっくり1Lのペットボトルよりもちょっと大きいと考えると超デカイですね。

ちなみに筋肉を含めた脂肪意外の体積は1kgあたり約0.9Lです。

筋肉は体積がこれより小さいため脂肪は極端に少なく筋肉量が多い人だと同じ体重でも細く見えてしまうのが分かると思います。

例えば体重70kgで体脂肪率20%の人の脂肪の体積は、計算上約15Lということになるので、すごい体積のものを体に身に着けてることになります。(生活に必要な脂肪量も含んでます)

仮に体重70kgで体脂肪率30%の人と5%の人の見た目がどれぐらい違うかというと、 * 体脂肪率30% : 67.2L * 体脂肪率5% : 63.7L

3L以上の体積の差があり、印象的にかなり差があることがわかります。

②体重はあくまで参考値。実際に気にした方がいいのは見た目

ダイエットのために筋トレをしている人多いと思いますが、実は食事制限するのが嫌で筋トレしかしていない人も結構います。

そういう人は体重はほとんど減ってないけど見た目がなんか絞れてきたような間隔があると思います。

これは脂肪はわずかに減った程度だけど、筋肉が徐々に付きはじめているので体重の数値だけみるとほとんど変化ないけど、筋肉が付き始めているため見た目は変化し始めているといった状態です。

体重だけでしか判断してないと理解しづらいところですが、筋肉と脂肪の関係性を知っていると自分の今の状況の判断がやりやすくなります。

これは停滞期でも似たようなことが起こる場合があって、体重で見た場合は一定期間変化がないけど少しづつ見た目は絞れてきている場合は、ペースは遅いですが良い方向に進んでいるということがわかります。

③BMIなどの筋肉量を考慮にいれていない指数も参考になりにくい

②の内容を重なりますが、BMIなどざっくりとして計算方法で算出された値も体重での数値しか考慮されていないので、実際の筋肉量などが考慮されてないため参考になりにくいです。

とくに筋トレを長年やっている人は筋肉量が比較的多いので通常の式に当てはめた場合見た目と数値の乖離が大きくなりやすいです。

筋肉と脂肪の体積の関係性などを知っていてばBMIなどのざっくりとした計算式での評価で一喜一憂することもなくなります。

体重にとらわれないで見た目で判断しよう

体重は一見すると数値化されたものなので、客観的に判断できる要素の1つのように見えますが、実は意外とそうでもない場合もあります。

今回のような筋肉と脂肪の関係性を知っておくと、自分の体がどんな状況になっているかの判断材料が多くなることで、より状況を把握しやすくなります。

特にダイエット中は予定通りにいかないことの方が多いので「もっと食事をへらさないと」「もっと運動して消費しないと」となりがちですが、冷静に判断できる知識を身につけれるとよいですね。

それでは以上です。