真面目な人ほどダイエットは失敗しやすいという事実。一気にいろいろやると失敗します。

去年の11月末からダイエットを行っていて、10kg以上痩せました。（身長170cm、78kg→65kg）

太ってしまっていたので正常な体重に戻ったというのが感覚としては正しいのですが、10kg以上のダイエットに成功すると周りからダイエットや筋トレに関して相談を受けることが多くなりました。

今回はそんなよくある疑問にお答えしたいと思います。

摂取カロリーもマクロ栄養素もしっかり管理してジョギングも筋トレも始めてみましたが痩せません。どうしたらいいですか？

結論からいうと、一気にいろいろやりすぎです。

真面目な人に多いですが、今日からダイエット始めるので初日から食事も運動も頑張っちゃう人は意外と痩せません。

そして期待していたより痩せないのでモチベーションが続かずにだんだん続かなくなります。

なぜ真面目な人ほど痩せないのか解説していきます。

摂取カロリーを減らし、運動で消費カロリーを増やし、マクロ栄養素に気をつけることで運動の効果を最大限に活かすのでめっちゃ痩せる、と思っている人が多いのですが、人間はロボットではないので計算どおりにいかないことのほうが多いです。

この記事のホメオスタシス（恒常性）にも書いたように人間は基本的に急激な変化から耐えれるように現状維持ができるだけ可能なようにできています。

なので、いきなり全部頑張ったところで1週間ぐらいでは目に見えて効果が出てくることが少ないです。

特に食事制限に関しては食事量を急激に変化させてしまうと、逆にこのホメオスタシスが効いてしまうので体重が落ちにくくなり、ピタッと止まってしまいます。

①に書いたようにホメオスタシス（恒常性）の影響で一気に食事量を変えたりすると体重が落ちなくなります。

これはもとの体重によりますが、2-3kgぐらいだったらそこまで頑張らなくても痩せれますが、ここからだんだんと体重が減らなくなってきてある時を境にピタッと体重が止まるでしょう。

急激に食事量を減らしてしまうと体はここままだと現状を維持するのは難しいと判断してしまい、少ない食事量でもいままでと同じように活動できるように作用してしまうので、期待通りの減り方にはならないです。

これは初期の段階だけではなくて、しばらくすると体重の減りが止まりだす場合もあります。

停滞期と呼んでいますが、人間はスムーズに体重は減り続けることはなくて、しばらく体重が減り続けていてもどこかでピタッと止まってしまします。

通常は2-3週間、ながくて1ヶ月以上停滞期がありますが、しばらくするとまた体重が減り減り始めます。

この状態は「いつまでに痩せる」という目標があると結構ストレスなので辛抱強く続けることが基本的に大事になりますが、一応打開策というか改善するかもしれないやり方はあります。

これは別の機会に記事にしようと思います。

別の視点、というかこれが多いと思いますが一気にいろいろやろうとして続かなくなって、やめてしまうパターンです。

この記事は筋トレの場合ですが、ダイエットも似たようなところがあり、1-2週間では体の変化が現れる量はほとんどないです。

元々の体重によりますが最低でも1ヶ月以上の期間を設けないと体の変化を感じれないので、継続してやることが何より大切です。

以前よりだいぶ少なくなりましたが「1ヶ月で15kg痩せれる方法」みたいなものがありますが、大体嘘か、そもそも体重100kg以上で体脂肪率が異常に高い状態からのスタートだったりでまるで参考になりません。

また一気にいろいろやったときの弊害として体重が減り続けたときに次の手を使って状況を変えることができる方法がなくなってしまいます。

例えばスタートから食事制限+筋トレ+有酸素運動で5kgやせたけど、そこから停滞期に入ってしまい、全く体重に変化がない。目標は10kg痩せたいからあと5kgどうしよう。

こんな場合になったときに、次に使える手がありません。

ずっとやり続けていたらいつかは停滞期が終わってまた痩せ始めるかもしれませんが、その間はずっと体重に変化がないのでかなりのストレスだと思います。

そういった意味でもいきなり一気にやるより何か1つからやりはじめて、ちょっとペースが落ち始めてきたり、完全に停滞してしまったら次の一手としてやり始めるといった感じだとストレスをあまり感じずにペースをコントロールできると思います。

真面目な人ほどダイエット失敗しやすいと思ったので解説してみましが、一気にいろいろやりはじめる人は実際に多いです。

パット見は一気にやったほうが効果ありそうですが、意外とそんなことないので、1つずつやっていったほうが続きやすいし、自分の体と相談しながらできるのでメリットは多いです。

特にはじめてやる場合は自分がどれぐらいのペースで体重を落とすことができるのかってそもそも分からないと思うので、実験しながらやる意味でも効果的です。

それでは以上です。