よくあるバストアップのエクササイズやサプリは逆効果。姿勢を見直した方が見栄えや雰囲気は大きく変わります。

去年の11月末からダイエットを行っていて、10kg以上痩せました。（身長170cm、78kg→65kg）

太ってしまっていたので正常な体重に戻ったというのが感覚としては正しいのですが、10kg以上のダイエットに成功すると周りからダイエットや筋トレに関して相談を受けることが多くなりました。

今回はそんなよくある疑問にお答えしたいと思います。

バストアップするためにいろいろやってますが効果が出ません。効果的なエクササイズや運動とかありますか？

結論からいうと、バストアップをするより姿勢を見直した方が効果的です。

バストアップといいつつ効果がないエクササイズやサプリが世の中広まりすぎているのでよくあるやつはあまり効果がで期待できないです。

また個人差が大きく遺伝的要素でサイズが決まってしまう割合が大きいため基本的に「バストそのものを大きくする」というより「大きく見せる」というアプローチをとった方が効果的です。

今回はその理由を解説していきます。

名前がわからないので写真を参考にしてもらえればと思いますが、「バストアップのエクササイズ」というと必ずといっていいほど手を胸の前に合わせて両手のひらを押さえるようにするエクササイズが紹介されています。

*この写真はヨガのポーズだと思うので厳密には違います（よい画像が見つかりませんでした）

これは一見すると胸の筋肉（大胸筋）を刺激するエクササイズのように見えますが実際のところあまり効果ありません。

筋肉は伸び縮みの動作とそれを動作させる時の負荷によって筋肉量を増やすことが可能ですが、これでは可動領域が狭すぎてバストアップというレベルにはなりません。

また適切に大胸筋を動かすには大胸筋の動かし方を理解して経験していないと難しいので、ぱっと見できていそうでの腕や肩に効いていたりと目的の筋肉をうまく使えないことが予想されます。

またこのエクササイズの最大のデメリットは力を加える際に肩を体の内側に巻き込みやすい姿勢になっているため、猫背を助長してしてしまします。

後述しますが、姿勢が変わることで見た目の印象がかなり変わってくるので猫背はバストアップへのデメリットにしかなりません。

女子力アップやバストアップなどの謳い文句で販売されているサプリメントの中には副作用が強く、ホルモンバランスを崩してしまい健康被害になってしまうものも多いです。

基本的に商品を販売する際はデメリットを表に出さないので成分への正しい知識を持っていないと安全だと思って口にしてしまいがちですが、中に何が入っているのかよく調べてから購入するべきです。

特に「プエラリア・ミリフィカ」という成分を配合したサプリメントへの健康被害が年々多発しており、日本医師会から警告が出ています。

詳しい内容はリンク先のページありますが、主な副作用として「腹痛」「嘔吐」「下痢」「発疹」「じんましん」「月経不順」などの被害が報告されています。

この被害はかなり報告されているらしく海外ではプエラリア・ミリフィカを含んでいる商品の販売禁止や含有量の規制などされているところも多いです。

また、似たようなもので「ザクロ」「大豆」「胎盤エキス」などに女性ホルモンへの効果があるとして広まったものがありますが、実際その効果は微々たるものだったり実は効果なかったりと科学的に根拠が薄いものが多くニセ科学の域を出ないものがたくさんあります。

商品パッケージやデレビやSNSなどの情報を鵜呑みにして飛びついてしまったがために健康を害してしまっては意味がないです。

例えば写真のように同じ人でも綺麗な姿勢の状態と猫背の状態だと印象がかなり変わってきます。

猫背の状態は単に背筋が上に伸びずに曲がっているだけではなく、首が前に伸び肩が体の内側に巻き込んで骨盤が後傾してしまっています。

この状態は胸のトップの位置が下がってしまい全体的に垂れて張りがなく実際の大きさよりも小さく見えてしまいます。

これは上半身が後ろ側へ曲がってしまっているため胸が腕の位置より前に出にくい状態をつくってしまっているので、パッと見の印象として胸全体のボリューム感を出せてないことが原因です。

また猫背の姿勢は腹圧がかかりにくいためウエストも細く見えにくくバストとウエストの差が縮まってしまいメリハリのなりラインになってしまうことも原因です。

というか全体的に魅力が感じられないですね。

胸だけではなく、他にも広角が下がってしまうので表情がよくなかったり体重のバランスが崩れてしまうので歯の噛み合わせがずれてくるなど基本的に良いことはないです。

筋トレで胸全体のボリュームを増やすという方法ももちろんいいのですが、姿勢がよくなっていないとあまり効果がないです。

スマホやデスクワークなどで猫背やストレートネックになっている人は多く、そのことについておざなりにしたままバストアップしようとしているケースが多いです。

また間違った見解や健康被害のあるものが効果的と広まってしまい、それを信じてしまったがために取り返しのつかないことになってしまうこともあります。

視野を広くもって正しい知識を得ながら自分の目的の体をつくっていきましょう。

それでは以上です。